「ヤマアラシのジレンマ」の意味とは?好きなのになぜ傷つけあうの?

2019/04/08
 
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こんにちは、テルクニです。

今回は「ヤマアラシのジレンマ」という意味について深く掘り下げて考えてみたいと思います。

僕がこの言葉を知ったのは中学生の時に見た「新世紀エヴァンゲリオン」でのセリフでした。

中二病真っ盛りだった僕はさっそく次の日から使い始めて同級生に煙たがられていたことを今でも覚えています。

昔から謎だったんですが「ヤマアラシのジレンマ」というけど、なぜ好きな相手なのに傷つけることになるのでしょうか。今回はその点まで詳しく考察してみました。

ヤマアラシのジレンマの意味とは?

「ヤマアラシのジレンマ」とは哲学者として知られるショーペンハウエルが作った寓話に由来しています。

ヤマアラシと言うのは鋭いハリに覆われた生物で、このハリは敵を攻撃するために使われます。

しかし、あまりにトゲトゲしているために近寄ってきた仲間も攻撃して傷つけてしまう。例えば、寒さに震えてお互いに身を寄せ合うと、互いのハリで傷ついてしまうのです。

このヤマアラシのように、好きなのに相手のことを傷つけてしまうという矛盾した状態のことを「ヤマアラシのジレンマ」と言います。

(実際、ヤマアラシはハリをしまって仲良くひっついているのだそうですが、例えの中では「互いを好きなのに傷つけてしまう」というように描かれています。)

でも、冷静に考えて好きな相手なのになぜ傷つけあうのでしょうか。

「目に入れても痛くない」などとも言いますが、本当に好きな相手であればハリで刺すなんてことはないのではと思いますよね。一体なぜなのでしょう?

なぜ好きな相手を傷つけるのか

なぜ好きなのに相手を傷つけてしまうのか、その答えは「距離感」の問題にあると思います。

互いに好きであればあるほど、お互いの距離感は近くなっていきますよね。

すると、今まで見えていなかった部分が見えるようになり、今までは言わなかったことも言うようになってしまいます。それぞれどんなことなのかもう少し詳しく見ていきましょう。

今まで見えなかったものが見えてくる

富士山は遠くから見ていると綺麗で神秘的な山ですが、実際に上ってみるとゴミがひどいという話をききます。

ちょうど人間関係も同じもので、互いの距離感が遠いときは相手のことも表面上しかみえていませんが、距離感が縮まるにつれて相手の内面が見えてきます。

矛盾しているように思えますが、相手のことをよく知れば知るほど嫌な部分が見えてきて嫌いにもなっていくのです。

今までは言わなかったことを言ってしまう

相手との距離感が離れているうちは、気になる部分があっても直接言うことはせず、心の中にとどめますよね。

しかし、距離感が近づいて相手のことを好きになるにつれて、どんどん気になることを文句として言うようになってしまいます。

  • 「部屋が汚い、もっと掃除したら?」
  • 「そんな趣味はウケが悪いよ」
  • 「偏った食事をしているから太るんだよ」

などなど、「親しき中にも礼儀あり」という言葉はどこかに行ってしまうのです。

このように、距離が近づけば近づくほど今までは言わなかったことを言うようになってしまい、傷つけあってしまうのです。

ヤマアラシのジレンマを解消する方法とは?

では、そのようにすれば「ヤマアラシのジレンマ」を解消することができるのでしょうか。そのヒントも「距離感」にあります。

先ほどもお伝えした通り、距離感が近すぎるとかえって相手に文句を言ったりして傷つけてしまうことが多いです。

「灯台下暗し」とはいいますが、まさに距離感が近すぎると見えるものまで見えなくなってしまいます

自分と相手はどのような距離感にいるのか、踏み込みすぎてはいないだろうかを今一度考えてみることが大事です。

もし、「距離感が近すぎて相手のことを傷つけている」と感じるなら、一時的でもいいので物理的に離れてみるのもアリだと思います。

お互いに1人で過ごしてみて、相手との関係について考えてみるのです。

そうすることで、最近の距離感はどうだったか、相手にはどこまで干渉していいのかといった問題点が浮き彫りになります。

1人で考えてみてから、2人で話し合うことでお互いに冷静になって適切な距離感について考えられると思います。

「ヤマアラシのジレンマ」で悩んでいる方はまずは物理的な距離をとってみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は「ヤマアラシのジレンマ」の意味と、どうして好きなのに傷つけあうのか、そしてその解決方法について詳しく考察してきました。

傷つけあうというのは「好き」という気持ちがあるから。適度な距離感を保つことができれば、むしろ円満な関係になれると思います。

ハリの長さは距離感の長さ。「ヤマアラシのジレンマ」は親しくなると忘れがちな心の距離について教えてくれているのではないでしょうか。

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